「感情や概念では語れないホスピス」 おすすめ度:
投稿日:2006-06-07
ガン末期患者の最期を看取るためのホスピス「アドヴァル」
本人が死に向かっていくなかで心を共鳴させてヴォランティアがつきそう。
そのヴォランティアの人に対し「狂えますか」と発足人アンナが聞くのは、
見せかけの優しさでは通用しない世界なのだ。
病気の淵ではなく、生の中にある状態からこの病院を見た著者の記録。
「「死とはスイートなもの」?!」 おすすめ度:
投稿日:2005-06-09
特別強い心をもったわけでも、宗教心が厚いわけでもない筆者が
「自分がホスピスや死を書くことができるのだろうか」と
自問自答しつつ筆を進めている様子がよく分かる。
しかしその等身大の姿勢が、
読む者と、本に登場するヴォランティアとを近付けてくれる。
ドキュメンタリー口調ではない、淡々とした日常描写と
それに交錯するベネチアなど北イタリアの美しい風景が印象的だった。